小学館の通信教育「まなびwith」、前身である「ドラゼミ」の方がなじみがあるという人も多いでしょう。
まなびwithは2020年の教育大改革に対応するためスタートしました。年少~小学校6年生が対象で、思考力・判断力・表現力をさらに高める教材が充実しているという特徴があります。
今回は実際に使ってみたという人の声を、メリット・デメリットに分けてご紹介します。「新しい教材だけど、実際に評判はどうなの!?」と気になっている人は、参考にしてください。
目次
まなびwithの悪い評判&デメリット
まなびwithはまだはじまって間もない教材ですが、すでに受講したという人の口コミからまなびwithのデメリットを集めたのでご紹介します。
注意すべきなのは以下の6点です。
・教科書に準拠していない
・学習量が多くて大変
・内容が難しい
・キャラクター、付録が少ない
・受講期間は最低3か月
・クレジットカード払いができない
教科書に準拠していない
まなびwithは教科書に準拠していない通信教育教材です。
ただし、新学習指導要領に基づき、その学年で学習すべき内容には対応しています。
まなびwithの最大の特徴は「柔軟な思考力・発想力をのばすこと、自分の考える力をのばすこと」。
そのため、あえて教科書には準拠せず、オリジナルのカリキュラムで組まれた教材になっています。
通信教育選びをする時に、「教科書準拠か」「教科書準拠ではないか」という点は、大きなポイントになりますよね。
「教科書準拠ではないので、低学年のうちは親が側についてフォローしながら問題に取り組む必要があった。」との口コミもありました。
通信教育を子どもだけで取り組ませたいと考えている人には向かない部分もあるようです。
子どもの性格や学習の仕方によっては、教科書に準拠していないことが向いていないという子もいますので注意が必要です。
学習量が多くて大変
まなびwithはワークが厚く、学習量が多いです
例えば、各通信教育が発表している1か月、1日の学習量の目安で比較してみましょう。
【まなびwith】
〇1か月の学習量
テキスト…約20回分
〇1日の学習時間目安
1年生 10分 2年生 20分 3年生 30分 4年生 40分 5年生50分 6年生60分
【Z会 小学生コース】
〇1か月の学習量
テキスト 約15~20回分
〇1日の学習時間目安
1年生 10~15分 2年生 20~25分 3年生 30分~ 4年生 30分~
5年生 40分~ 6年生 40分~
【進研ゼミ小学校講座】
〇1か月の学習量
テキスト15~20回分
〇1日の学習時間目安
1~3年生 15分 4~6年生 20分
【小学ホビー】
〇1か月の学習量
テキスト 月/使用教科書などにより異なる
〇1日の学習時間
1~4年生 10~15分 5~6年生 15~20分
各社が発表している1日の学習量の目安時間を比較すると、特に小学校高学年ではまなびwithがだんとつで多いです。
勉強に取り組む習慣がついていない子にとっては、まなびwithの学習量の多さは苦痛に感じるでしょう。
反対に、「今のワークは簡単すぎて物足りない」という子にとっては、学習しごたえを感じられるかもしれません。
内容が難しい
まなびwithの特徴は「子どもの思考力・判断力・表現力をさらに高める教材が満載」という点です。
まなびwithでは、幼児期から小学校6年生までの9年間を1つのスパンとしてとらえた教材が作られています。
年少から取り組んでいれば、段階を踏んで教材のレベルがあがっていくように感じられます。
しかし、年長以降から始める子にとっては「自分で考えて答える問題」に難しさ感じるようです。
小学校中学年からであっても慣れるまでは親の手助けが必要になるでしょう。
付録・キャラクターが少ない
まなびwithの幼児向け教材には「まなぼうず」というキャラクターが登場します。
ドラゼミ時代にはドラえもん、こどもちゃれんじであればしまじろうといったイメージがある方にとって、まなぼうずはあまり馴染みのないキャラクターでしょう。
「年中の子どもにこどもチャレンジとまなびwith両方受講していました。
まなびwithのまなぼうずもかわいいと言っていたけれど、やはりこどもチャレンジのしまじろうのほうが食いつきが良かったです。」という口コミもありました。
キャラクターで幼児期のお子さんの勉強への意欲をあげたいと考えている方には、不向きかもしれません。
また、まなびwithは付録が少ないです。こどもチャレンジが毎号必ず付録や知育おもちゃがついてくるのに対して、まなびwithは年に数回DVDや付録がつく程度。
付録を使ってお子さんの勉強の習慣を身につけたいと考えている人にとっては、物足りないと感じる点です。
受講期間は最低3ヶ月
まなびwithは一度受講を始めると、最低3か月は受講し続けなければなりません。
例えば、4月に入会して4月号に取り組み、お子さんには合わないから退会したいと思っても、6月号まで受講しなければ退会することができません。
「まなびwithをお試しで受講したい。」と考えている人には、まず1週間分の無料お試し体験を申し込むのがおすすめです。
クレジットカード払いが出来ない
まなびwithの支払方法は、
・口座引き落とし
・振り込み
の2種類だけです。
他の通信教育教材の支払い方法にクレジットカード払いができるところが多いので、それができない点は不便さを感じるところです。
クレジットカード払いでポイントを貯めたいと考えている人にはデメリットです。
まなびwithの良い評判&メリット
まなびwithのメリットや良い評判を以下にまとめました。
ポイントは以下の5点です。
・思考力や発想力を鍛えられる
・図鑑を使った調べ学習が身につく
・作文の練習ができる
・名探偵コナンの謎解きゲームで学べる
・オプションでタブレット学習もできる
思考力や発想力を鍛えられる
まなびwithの特長は「一生役立つ思考力を養う教材が豊富」ということ。
特に小学生コースの「思考の達人ツール」は、2020年の教育改革に対応した内容になっています。
思考の達人ツールでは、
・物事の比較の基礎を学ぶ「ペン図」
・テーマに関する理由付けをすることから根拠を導き出す「クラゲチャート」
などの10種類の思考ツールを使います。
これらのツールを使いながら、考えを整理し深めるためのコツを学ぶことができます。
幼児コースでは、図形学習によって創造力や空間認知能力を育み、身近な自然や日常生活での学びを通して楽しみながら学習への意欲を高める教材になっています。
これらの教材は教科書準拠の内容ではありません。
その分、教科書での学びとは違った、考える力、ひらめく力、伝える力を育てることができます。
図鑑を使った調べ学習が身につく
まなびwithのワークには、図鑑で調べながら取り組む問題が登場します。
小学館運営のまなびwithなので、同じ小学館のプレNEO図鑑シリーズの内容が毎月4ページ届きます。
ワークもプレNEO図鑑シリーズと連動した問題が掲載されるので、調べながら問題を解くという「調べ学習」の習慣が自然と身につきます。
「まなびwithの図鑑を使ったワークのおかげで、子どもがわからないことがあるとまずは本や教科書を調べるという習慣が身に付いた!」という口コミも。
子どもが「わからないことは自分で調べよう」という意識が身につくだけでも、親といては嬉しいものですよね。
さらに、会員登録をすると「デジタル版・図鑑NEO」が見られるという特典も!!
調べ学習が身についた子、図鑑好きな子にとって、いつでもどこでも図鑑を使った調べ学習ができるデジタル版が見られるのは大きな魅力ですよね。
作文の練習ができる
まなびwithの特長は「自分で考える力を育むこと」そして、その考えを「伝える力を伸ばすこと」です。
そのため、まなびwithでは、自分の考えを正しく伝える作文の練習をすることができます。
幼児コースでは、年少から年長の3年間を通じてひらがなを読み書きできるように学びます。
さらに年長コースではイラストからを見て状況を説明する読解問題や、3文程度の短い作文にも取り組むことができます。
小学校コースになると各科目に自分の考えを深めて問題を解決し、それを伝える問題が登場します。
作文力や読解力を養う問題に取り組みながら、語彙力や文章の構成力、表現力も高められる問題が充実しています。
文章を読み解く力、自分の考えを正しくのべる力は、国語だけではなくすべての科目を学ぶ上での基礎力になります。
日常的に取り組むワークで作文力を養うことができるのは嬉しいポイントですね。
名探偵コナンの謎解きゲームで学べる
まなびwith小学生コースには、毎月「名探偵コナンの謎解き学習」が届きます。小学生の大人気の名探偵コナンがナビゲーターの謎解き学習。
コナンのキャラクターたちが問題やヒントを出してくれるので子どもが楽しみながら取り組むことができると人気です。
実はこの謎解き学習は、大人にも嬉しいポイントがあります。
それは、名探偵コナンの謎解き学習は毎号届くワークブックの内容と連動した内容だということ。
つまり、ワークブックに一通り取り組まないと、名探偵コナンの謎解き学習は解くのが難しいのです。
通信教育を受講している親の悩みにありがちな、「子どもが取り組まずに白紙のままのワークが毎月たまっていく」という問題を解消してくれる仕組みになっています。これは親にとって嬉しいポイントですよね。
さらに、名探偵コナンの謎解きワークブックで問題につまずいたときに、ワークを振り返りながら取り組むことができる点も魅力。自然と学習した内容を調べて復習する習慣が身につきます。
「子どもがコナンの謎解き学習の問題につまずいたときには、パパとワークを調べて復習しながら取り組んでいて、親子のコミュニケーションにもつながっている。」という口コミも見られました。
オプションでタブレット学習もできる
まなびwithのタブレット学習はオプション月額770円で受講することができます。
まなびwithタブレット学習「withQubena」は、算数の反復学習に特化した人工知能型アプリ教材です。
タブレット学習では取り組めば取り組んだだけ、人工知能がお子さんの問題の解き方や間違え方を分析し、一人一人に合った今取り組むべき問題へと誘導します。
「withQubena」では、タブレット学習では難しいと言われていたグラフ作成や定規・コンパス・分度器を使った作図にも対応。
また、お子さんの理解度に応じて難易度の高い問題や上級学年の問題にも挑戦することができます。
「withQubena」を活用することで、通信教育だけでは難しいと言われていた、
・間違った原因を知り、それに応じた問題の出題
・個々の学力のレベルに応じた問題の出題
にも対応しています。
「タブレット学習という点が、紙の学習とは違ったバーチャル的な操作に子どもが楽しさを感じているようだ。得意な分野は、上級学年の問題にも先取りで取り組むことができて満足している。」という口コミがありました。
まなびWithの口コミ・評判まとめ
子供の思考力が伸ばせることで話題の「まなびWith 小学生講座」ですが、良い評判はもちろん、悪い評判やデメリットもありました。
結論から言うと、まなびWith小学生講座は総じて評判の良い教材ですが、通信教育選びに口コミ評判はぶっちゃけ信用できません…。
小学生向けの通信教育教材 は複数ありますが、評判の良し悪しと教材の相性は全く別のお話 なんです。
人気ランキング上位の教材がお子様に合うとは限りませんし、評判の良い教材が1番という訳でもありません。
私たち両親は子供と相性の良い通信教育教材を見極めることが仕事です。最終的に勉強するのはお子様自身なので、資料請求に含まれる無料のお試し教材からはじめましょう。
良い評判・悪い評判を読んでから「まなびWithの資料請求をするかどうか」を考えてみてください。資料請求自体は30秒で簡単に申し込めるため、面倒な方は まなびWith公式サイト からどうぞ。
まとめ
今回はまなびwithのメリット・デメリットを口コミも交えながらご紹介しました。
通信教育選びで失敗しないコツは、お子さんの学習の習熟度や意欲と教材があっているということです。
お子さんのタイプとまなびwithがあっているのか、こちらの記事の内容を参考にしながら考えてみてくださいね。
まなびWithの総合評価
コース種類 | 小学1年生 小学2年生 小学3年生 小学4年生 小学5年生 小学6年生 |
教科・科目 | 国語・算数・英語・理科・社会・思考 |
学習方式 | テキスト教材 |
受講料金 | 月会費3,378円〜 ※学年や支払い方法により異なります。 |
目安時間 | 1日10分〜20分程度 |
キャンペーン | 資料請求で無料教材セットが届きます |
勉強の習慣化 学校の授業に遅れない |
苦手解消 テスト点数UP |
ハイレベル 中学受験対策 |
||||||
★ |
◆編集部のひとこと
まなびWithは、国語算数の基本的な学習内容に加え、作文・読解・文章題の図化・図形など、オリジナル教材での勉強が魅力的です。教科書準拠には沿っていないため、テストの点数UPには若干非効率ではありますが、子供の発想力・思考力を伸ばしたい、学ぶ楽しさを知って欲しい方におすすめです。
まなびWithの料金比較表
学年 | 受講料金 |
新1年生 | ー |
小学1年生 | 3,685円 |
小学2年生 | 3,740円 |
小学3年生 | 4,015円 |
小学4年生 | 4,675円 |
小学5年生 | 5,225円 |
小学6年生 | 5,555円 |
中学受験対策 | ー |
まなびWithと一緒に資料請求されている小学生向け通信教育の口コミ評判





小学生向け通信教育のおすすめ比較や、上記5社以外の人気ランキングは以下の記事にて紹介しています。
